ビルトインツール
Koogフレームワークは、エージェントとユーザーの一般的な対話シナリオを処理するビルトインツールを提供します。
以下のビルトインツールが利用可能です:
ツール | 名前 | 説明 |
---|---|---|
SayToUser | __say_to_user__ | エージェントがユーザーにメッセージを送信できるようにします。Agent says: プレフィックス付きでエージェントのメッセージをコンソールに出力します。 |
AskUser | __ask_user__ | エージェントがユーザーに入力を求められるようにします。エージェントのメッセージをコンソールに出力し、ユーザーの応答を待ちます。 |
ExitTool | __exit__ | エージェントが会話を終了し、セッションを終了できるようにします。 |
ReadFileTool | __read_file__ | テキストファイルを読み込みます(オプションで行範囲選択可能)。0から始まる行インデックスを使用して、フォーマットされた内容とメタデータを返します。 |
ビルトインツールの登録
他のツールと同様に、ビルトインツールもエージェントが利用できるようにするためにツールレジストリに追加する必要があります。以下に例を示します:
kotlin
// すべてのビルトインツールでツールレジストリを作成
val toolRegistry = ToolRegistry {
tool(SayToUser)
tool(AskUser)
tool(ExitTool)
tool(ReadFileTool(JVMFileSystemProvider.ReadOnly))
}
// エージェント作成時にレジストリを渡す
val agent = AIAgent(
executor = simpleOpenAIExecutor(apiToken),
systemPrompt = "You are a helpful assistant.",
llmModel = OpenAIModels.Chat.GPT4o,
toolRegistry = toolRegistry
)
同じレジストリ内でビルトインツールとカスタムツールを組み合わせることで、エージェント向けの包括的な機能セットを作成できます。 カスタムツールの詳細については、アノテーションベースのツールおよびクラスベースのツールを参照してください。