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概要

このページでは、Koogフレームワークにおけるサブグラフについて詳細な情報を提供します。これらの概念を理解することは、複数の処理ステップ間でコンテキストを維持する複雑なエージェントのワークフローを作成するために不可欠です。

はじめに

サブグラフは、複雑なエージェントのワークフローを管理しやすい順序のステップに分割できる、Koogフレームワークにおける基本的な概念です。各サブグラフは、独自のコンテキスト、責務、およびオプションのツールサブセットを持つ処理フェーズを表します。

サブグラフは、エージェントの全体的なワークフローを表すグラフである戦略の不可欠な部分です。戦略の詳細については、「カスタム戦略グラフ」を参照してください。

サブグラフの理解

サブグラフは、エージェント戦略内の自己完結型処理単位です。各サブグラフは次のとおりです。

  • 一意の名前を持ちます
  • エッジで接続されたノードまたはサブグラフのグラフを含みます
  • ツールレジストリから任意のツールまたはツールのサブセットを使用できます
  • 前のサブグラフ(または初期ユーザー入力)から入力を受け取ります
  • 次のサブグラフ(または最終出力)に渡される出力を生成します

グラフ内でサブグラフのシーケンスを定義するには、エッジ接続を使用するか、thenキーワードを使用してシーケンスを定義します。詳細については、「カスタム戦略グラフ」を参照してください。

サブグラフのコンテキスト

各サブグラフは、以下にアクセスできるコンテキスト内で実行されます。

  • 環境
  • エージェント入力
  • エージェント構成
  • LLMコンテキスト(会話履歴を含む)
  • ステートマネージャー
  • ストレージ
  • セッションと戦略

コンテキストはサブグラフ内の各ノードに渡され、ノードがその操作を実行するために必要なリソースを提供します。