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Ktor Gradleプラグインを使用してファットJARを作成する

Ktor Gradleプラグインを使用すると、すべてのコード依存関係を含む実行可能なJAR (ファットJAR) を作成して実行できます。

Ktorプラグインの設定

ファットJARをビルドするには、まずKtorプラグインを設定する必要があります。

  1. build.gradle.ktsファイルを開き、pluginsブロックにプラグインを追加します。

    kotlin
    plugins {
        id("io.ktor.plugin") version "3.2.3"
    }
  2. メインアプリケーションクラスが設定されていることを確認してください。

    kotlin
    application {
        mainClass.set("com.example.ApplicationKt")
    }
  3. オプションで、ktor.fatJarエクステンションを使用して、生成されるファットJARの名前を設定できます。

    kotlin
    ktor {
        fatJar {
            archiveFileName.set("fat.jar")
        }
    }

Ktor GradleプラグインをKotlin Multiplatform Gradleプラグインと一緒に適用すると、ファットJAR作成機能は自動的に無効になります。 それらを一緒に使用できるようにするには:

  1. 上記のようにKtor Gradleプラグインが適用されたJVM専用プロジェクトを作成します。
  2. そのJVM専用プロジェクトにKotlin Multiplatformプロジェクトを依存関係として追加します。

この回避策で問題が解決しない場合は、KTOR-8464にコメントを残してお知らせください。

ファットJARのビルドと実行

Ktorプラグインは、ファットJARを作成および実行するための以下のタスクを提供します。

  • buildFatJar: プロジェクトとランタイム依存関係を組み合わせたJARをビルドします。このビルドが完了すると、build/libsディレクトリに***-all.jarファイルが表示されます。
  • runFatJar: プロジェクトのファットJARをビルドして実行します。

生成されたJARをProGuardを使用して最小化する方法については、proguardサンプルを参照してください。