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アプリケーションの配布物を作成する

Ktor Gradleプラグインは、GradleのApplicationプラグインを自動的に適用します。これにより、コードの依存関係や生成された起動スクリプトを含むアプリケーションをパッケージ化する機能が提供されます。このトピックでは、Ktorアプリケーションをパッケージ化して実行する方法を説明します。

Ktorプラグインの構成

アプリケーションの配布物を作成するには、まずKtorプラグインを適用する必要があります。

  1. build.gradle.ktsファイルを開き、pluginsブロックにプラグインを追加します。
kotlin
plugins {
    id("io.ktor.plugin") version "3.2.3"
}
  1. メインアプリケーションクラスが構成されていることを確認してください。
kotlin
application {
    mainClass.set("com.example.ApplicationKt")
}

アプリケーションのパッケージ化

Applicationプラグインは、アプリケーションをパッケージ化するためのさまざまな方法を提供します。例えば、installDistタスクは、すべてのランタイム依存関係と起動スクリプトとともにアプリケーションをインストールします。完全な配布アーカイブを作成するには、distZipおよびdistTarタスクを使用できます。

このトピックでは、installDistを使用します。

  1. ターミナルを開きます。
  2. オペレーティングシステムに応じて、以下のいずれかの方法でinstallDistタスクを実行します。

Applicationプラグインは、build/install/<project_name>フォルダー内にアプリケーションのイメージを作成します。

アプリケーションの実行

パッケージ化されたアプリケーションを実行するには:

  1. ターミナルでbuild/install/<project_name>/binフォルダーに移動します。
  2. オペレーティングシステムに応じて、<project_name>または<project_name>.bat実行可能ファイルを実行します。例:
  1. 次のメッセージが表示されるまで待ちます。
Bash
[main] INFO  Application - Responding at http://0.0.0.0:8080

ブラウザでリンクを開き、実行中のアプリケーションを確認します。

ブラウザで表示されるKtorアプリケーション