ブール型
Boolean
型は、true
とfalse
の2つの値を持つ真偽値オブジェクトを表します。 Boolean
型には、Boolean?
として宣言されるヌル許容の対応する型があります。
NOTE
JVMでは、プリミティブなboolean
型として格納されるブール値は、通常8ビットを使用します。
ブール値に対する組み込み演算には以下があります。
||
– 論理和 (logical OR)&&
– 論理積 (logical AND)!
– 論理否定 (logical NOT)
例:
kotlin
fun main() {
val myTrue: Boolean = true
val myFalse: Boolean = false
val boolNull: Boolean? = null
println(myTrue || myFalse)
// true
println(myTrue && myFalse)
// false
println(!myTrue)
// false
println(boolNull)
// null
}
||
と&&
演算子は遅延評価で動作します。これはつまり:
- 最初のオペランドが
true
の場合、||
演算子は2番目のオペランドを評価しません。 - 最初のオペランドが
false
の場合、&&
演算子は2番目のオペランドを評価しません。
NOTE
JVMでは、ブールオブジェクトへのヌル許容参照は、数値の場合と同様にJavaクラスにボクシングされます。